営業の手腕。 |
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先日、仕事であるハウスメーカーのセミナーに参加した。ナショナルクライアントもたくさん集まるということで、営業の絶好のチャンス(笑)とばかりに出かけて行く。
設計士の考える導線に深く心を動かされてしまう。住む人への配慮と、外へ出入りするための利便性に満ちたもの。高齢者用の家は今後どこもそうなるのかな?と思わせるほど画期的なものだった。自宅も介護施設も、今後はあのセミナーで紹介していただいたものになっていくのかもしれない。
セミナーから移動して、とあるホテルへ。そこでナショナルクライアントを交えた懇親会に参加した。立食スタイルのパーティで、ウィスキーやワイン、お食事をとりながら、ゲームに興じる。豪華賞品もいただいて、楽しいひとときだった。
驚いたのが、今回のセミナー&パーティのトップであるハウスメーカーの部長さんが、想像以上に気さくであること。常に笑顔で男性スタッフにはボディタッチを交えながら、話をしている。しかも女性にはブリザーブドフラワーを贈ってもくれた。50代後半とおぼしき男性が、ブリザーブドフラワーを贈るとは洒落ている。しかもその部長は帰り際ホテルの入口にひとり立ち、我々に対して頭を下げていた。
女性に気の利いたプレゼントを贈ること。部下に強制せず、ひとり帰り際に頭を下げること。進歩的な会社のお偉いさんは、やはりひと味違うんだな…と思ってしまった。なにせ一生の買い物を売る仕事である。営業の手腕は人並み以上でなのだろう。感心することしきりであった。