人生は非破壊編集だから。 |
Kさんは何度か私に強烈なジャブを打ってきた。そこには触れられたくないな、と思える話である。私は嘘がヘタなので、彼には見透かされたのかもしれない。またもや同じところにジャブを打たれてしまった。
WAVE時代の話もさせていただいた。年賀状を出す大半はなぜかこの時代に出会った方が多く、かれこれ長いつきあいになっている。そのせいか年賀状は、当時からのつきあいのある音楽業界の人がほとんどだ。またKさんとの話の流れで、石坂敬一さんの真下で働いていた彼のことも浮かんできた。私がまだ六本木WAVEに入る前、西友の大森店のレコード売場でバイトをしていた頃の出会いである。偶然にも今日はmusicmanのこちらの記事で、彼の名前を見つけたのだった。
前々から思っていたのだが、石坂さんとKさんはどことなく似ている部分があるのではないかと感じていた。いつだったかKさんが日本レコード協会の会長になる日もあるんではないかと、過ったこともあったっけ…。もちろんこれは、ご本人には話していないが。
また〈書く〉ということについても、話をさせていただいた。私は人生の大半を〈書く〉ことで食べてきた人間で、何度も〈書く〉ということについて考えてきたつもりだ。Kさんと話をしていく中で、ふとこの日の更新が浮かぶ。世界陸上を観に行こうと〈書く〉ことについてこちらのような文章を書かせていただき、幸いにもA賞ということでご招待していただけた。当時から2年以上の年月が経ってしまったが、私の見解は少しも変わっていないように思う。
非破壊編集とは音を録る時に、よいトラックも悪いトラックも残しておけるというDAWの機能だ。よいトラックも悪いトラックも不確かなもので、悪いトラックのほうが実際には使えたりおもしろかったりもする。そのため手つかずの状態で全部を残しておきましょうよ、というのがこの機能なのだ。その機能になぞられて、楽しかったことも辛かったこともブログに残していこうと考えた。それでこのタイトルにしたのだ。しかも音楽を制作している人ならこのタイトルを聞くだけで、くすっと笑ってもらえる。それもいいなと思った。命名したときの思いは今も変わっておらず、このタイトルでよかったと思っている。
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KさんとWAVEの話をしたこともあり、久々にエル・スールに顔を出す。尊さんがセリア・クルースのDVDに出ている(!)しかもエル・スールの中で(!)という情報をこちらで得たため、購入に至る。尊さんとはWAVEの同僚との話に。最近は、山辺圭司くんやコンピューマと飲むことが多いとのこと。そういえば最近、こういう飲み会がなくなって残念だなあ。山辺に幹事をやってもらいたいところだが、いかがなもんでしょう?