武士道というもの。 |
一方、calmさんと加藤雄一郎さんのユニットも誕生。その名もfield.echo。これは観に行かなくては!と思っていたにもかかわらず、今日のUNITでのライブに気がついたのが先ほどだという…。代官山のUNITはWAVE時代の同僚である小林くんがいなくなってから、ほとんど行かなくなってしまった。(もうずいぶん経つねえ〜)
最近はさらに、知人・友人のライブやパーティにも全く顔を出さなくなってしまっているような気がする。何か理由があるのならまだしも、なんとなく行かなくなっているような状況。来年からは、もう少し遊びますか?
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今日から、年賀状の受付がはじまったようだ。一年で最も日本人が〈手紙〉を書く時期。ポストマンも年末年始は休みなく働いていることだろう。あの樋口ポストマンもお忙しいようで、年末は賞穫りレースに参戦するようだ。
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昨日の深夜、大河ドラマの映像を観ていたらいろんなものを観たくなって、ついつい夜更かししてしまった。私は『黄金の日日』(78年)も大好きで、よく観ていた。この頃になるとかなり内容がわかるようになり、学校の友だちとよく大河ドラマの話をしていた気がする。余談だが『黄金の日日』の主役である松本幸四郎(当時:市川染五郎)さんに、この年お子さんが誕生した。あの松たか子さんだ。
松本幸四郎さんはとても光っていたが、このドラマも多分に漏れず名脇役が揃っていた。なかでも善住坊の川谷拓三さんや、石川五右衛門の根津甚八さんの二人には驚かされた。二人の処刑シーンでは、涙が止まらなかったのを昨日のことのように覚えている。川谷拓三さんは天才だと思ったな。
また織田信長役の高橋幸治さんと、豊臣秀吉役の緒形拳さんも役柄にぴったりだと思った。いや二人以外の信長と秀吉は、想像できないくらいである。実は私、二人が以前にも織田信長と豊臣秀吉を演じたことがあったということをつゆ知らず、ここ数年になってやっとそれを知るのだった。私が生まれる前の太閤記(65年)である。
いつか二人の出演した太閤記を観てみたいと思っていたら、偶然にもyoutubeに上がっていた。本能寺の変のシーンだが、この難局に微動だにしないところがいかにも信長らしい。高橋幸治さんの冷ややかな瞳も、冷徹な信長を演じるにふさわしい。
こういった歴史物を観ると、多くの人は自分の働く現場を思い浮かべるらしい。特に経営者や管理職は、自分だったら…と考えるようだ。武将は常に命の危険にさらされる状況にありながら、適切な判断を求められる。しかも部下や奥さんや子どものことをどのように考えるのか?というところで、共感を得ることが多いようだ。もちろん管理職はトップに従うのか、それとも謀反を図るのか。そういった立場で、自分を顧みることも多いのだと思う。うちのすぐ下の弟も、武将の姿に自分の姿を重ねたに違いない。
「余が焼けて灰になるまで、(この地を)敵に渡すな」
昔の日本人は、何と〈礼節〉や〈仁義〉を貫き通したことだろう!これらのシーンを観ているだけでも、互いを思う気持ちが伝わってくる。しかもトップは潔く自決を図り、無様な姿を見せようともしない。武士道というのは、日本人の誇るべき姿である。