人生の出来事は、自分で選んでいるのかもしれない。 |
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今日はフジテレビtwoで、一日中70年代の『夜のヒットスタジオ』をやっている。おかげでキッチンの掃除が進まない。なんとあのスリー・ディグリーズまで登場!筒美京平さんが作曲、安井かずみさんが作詞した〈にがい涙〉や、細野晴臣さんの作曲、松本隆さんの作詞による〈ミッドナイト・トレイン〉など、日本人に馴染みの深い曲も多い。今回放送があったのは〈天使のささやき〉。ケニー・ギャンブル作詞、レオン・ハフ作曲と書いている。当たり前のことなのに、なぜだかうれしくなった。この当時は本当に小さな子どもだったけれど、何となく耳にしていた記憶がある。私は子どもの頃から、洋楽が大好きだったのだと思う。これも父がジャンル関係なしにステレオを大音量にして、聴いていた影響が大きいのかもしれない。音楽好きにしてくれた、父に感謝。
■歌謡曲〜フィラデルフィアソウル〜ハウスをつなぐ存在、スリー・ディグリーズ。最高だね!
水前寺清子さんの〈浮草〉という曲は、寺山修司さんの作詞らしい。時代だなあ。私は井上順さん司会時代も、リアルタイムでヒットスタジオを観たことがない世代なので、何もかもが珍しくて仕方がない。芳村真理さんの70年代ファッションも素敵。
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雑誌『クロワッサン』を見る。この雑誌は文章もいいし、着眼点もなかなかなものだ。とても気に入っている雑誌のひとつである。この雑誌に、三国連太郎さんのインタビューが載っている。今でこそ『釣りバカ日記』でほのぼのとしたスーさんを演じているが、小さい頃観た三国さんは本当に怖かった。こちらにも書いたことがあるが、この方の生い立ちはすさまじい。幼少の頃から、生き抜く術を得ていたのだろう。もちろん役を演じるためにも、手は抜かない。抜歯することすら辞さないのだ。「役者というのは、自己満足じゃつまりません。役者の役は“えだち”(戦い)とも読みますでしょう。まさにその通りの職業だと思います」と言う。年齢を重ねても、精神は揺らがないのだろう。
また『クロワッサン』には、たくさんの女性たちのインタビューも載っている。年長の女性たちの率直な意見は、とてもおもしろい。みなさん気概に満ちた方々で、とても素敵だ。中でも脚本家の田淵久美子さんのことばがこころに触れた。人生観や恋愛観など、私と似たことを感じているな…と思ってしまったのだ。この方の作品は全く観たことがないのだが、機会があったら観てみようと思う。
「人生の出来事は、自分で選んでいるのかもしれない」
「追いつめられて覚悟を決めると、ふっと道が開けてくるの」
「何かを自分の外側に求めない。答えは内側にあるから」
「正しいかどうかより、好きかどうかで判断したほうがいい」
「自分自身に約束したことは、裏切ってはいけない」
「心惹かれる人がいたら、すぐ行動すべき。明日はわからないから」
こう見えても私は情熱的で、積極的なタイプだ(ばれているか…)。まあそういうタイプだから、このブログのような文章を書いてしまうのだろう。こんな私ですが、皆さん来年もよろしくお願いいたします!