父のいとこと、映画の話。 |
代々木上原の駅から5分ほどのところにあるのだが、広い。敷地が120坪ほどあるようだ。母屋が3階建て、はなれもある。豪華な家だなあと感心する。実はこの家のご主人が昭和一桁の時代から、銀座でキャバレーをしていた。残念ながら昨年、ここのご主人は他界してしまったのだが、父のいとこはここの主人に見初められて、結婚したようだ。父のいとこは目鼻立ちがはっきりしていて、とてもキレイ。一世代上の翁倩玉(ジュディ・オング)のような雰囲気の方だ。
私は親戚から伝え聞くばかりで、ここの家のことは何も知らない。大おばに紹介していただいた、という感じなのだ。おそらく私の曾祖父や祖母の時代には、家柄を選んで結婚するというのがふつうだったのだろう。代々地方の議員をやっている家系だから、曾祖父は見栄っ張りだったに違いない(笑)。
ここの家の主人だった方は、かなりの趣味人で西洋アンティークが大好きなようだ。そのせいかコーヒーカップやグラスが古いものばかり。古いもの好きの私は、ガラスケースに入ったそれらを見るのがとても楽しかった。
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しばらくすると私の祖母の話になる。祖母の兄弟の中では、ダントツに頭がよかったようだ。そうか…。父までは遺伝したのかもしれないが、残念ながら孫までは遺伝しなかったらしい(苦笑)。うれしかったのは、父の父つまり私の祖父の話が聞けたこと。残念ながら亡くなっているようだが、彼も頭がよく、おしゃれさんだったらしい。いつも出かけるときには、帽子をかぶるのが習慣だったようだ。祖父のことをもっと知りたいと思うのだが、残念ながらそのあたりの話しか聞くことができなかった。
銀座のキャバレーが舞台あいさつで使われる話から、映画の話に。先日、青山真治監督があるお仲間の俳優さんの映画の話をTwitterでしていたが、今日はまさしくその映画についての話だった。どうやらここの一家が経営する銀座のキャバレーが、その映画で使われるらしい。来年の初夏公開の映画のようだが、できあがったら観に行こうと思っている。*映画とあるが、舞台だった模様。劇団☆新感線の公演『港町純情オセロ』の制作発表のようだ。
みんなで記念写真を撮ったあと、みんなで『山都』という蕎麦屋に入り、とろろそばを食べる。なかなかおいしかった。