本日行われている、〈修正鬼会〉。 |
〈修正鬼会〉は無病息災と五穀豊穣を祈るもので、鬼を追い払うのではなく、鬼を向かい入れるものだ。この鬼もご先祖様だと考えられており、私にとっては長岩屋で育った祖父や祖父のルーツを迎え入れるということになる。そういう意味では、非常に関わりの深い伝統行事だと感じている。
また本日は、旧暦の1月7日にあたる。この日を〈人日(じんじつ)〉と言い、文字通り人の日なのだという。人の日だからこそ、〈修正鬼会〉を行い、ご先祖様に感謝せよという考え方なのだろう。またこの行事の終盤に行われる、鬼の目餅まき。これを拾えば、良縁がもたらされるのだという。これも人日ならではなのかもしれない。
亡くなった祖父母や親戚を愛していたせいか、私はどこかで彼らに守られているような気がする。困難な出来事に遭遇したとしても、最悪の事態にはならないように思える。いささか能天気だろうか。
今日は、今は亡き人々のことを思い、床につきたい。