『独占取材!私だけが知っている小泉純一郎』を観て。 |
中国や韓国ともしっくりいっていない日本は、今後いったいどうなるのだろう。
それにしても、メガネおやじは情けない。
自分のいいなりにならなければ、スネて武器を振り回す。
幼稚園で仲間に入れない子どもが、ダダをこねているようにしか見えない。
彼は死ぬまで、わがままをいい続ける人なのだろう。
昨日、『独占取材!私だけが知っている小泉純一郎』(フジテレビ)という番組を観た。私は小泉さんがとても好きだった。彼は総理に選出されなかった時期もあったが、その頃から彼が総理になることを待ち望んでいたくらいだ。
小泉さんは、当時の私の期待ほどは働いてくれなかったが(笑)、ここ数年の総理のなかではダントツにいい総理だったと思う。彼のことを変人で冷酷という人もいるようだが、私には全くそうは映らなかった。
この番組でも言っていたが、今までの総理大臣による国務大臣の選出は派閥のご機嫌取りにすぎなかった。けれども小泉さんは、公約通り自民党の派閥を壊し、自分で国務大臣を選んだ。それを独裁ととる人間もいるようだが、口外したり意見を聞けば、結局派閥政治になることは目に見えている。だから彼は、自分の手で選ぶことを決めた。これが正しいかどうかはわからないが、少なくとも今までの日本の内閣のあり方を変えていったことは確かだ。
郵政民営化を図る際に、造反議員に刺客を送り込んだときも見事だった。あれを狡猾だ冷酷だと揶揄する人間もいるが、いずれ郵政は民営化にならざるを得ないだろう。地方にとっては非常に厳しいことになるかもしれないが、税金を使って公営するものでもないように思える。刺客の選出や送り込みも、意外性があっておもしろかったな(笑)。
この番組は小泉さんの側近であった、飯島勲秘書官の目線での“小泉純一郎”である。
彼が初めて小泉純一郎を見たとき“俺とは全く違う人間”だと思ったらしい。長野の貧しい家庭に生まれ育った飯島さんには、横須賀で生まれ育ち親も議員の〈おぼっちゃま〉に映ったのだろう。しかも小泉さんは彼と初めてあったときに、一瞥し「ああ…君か」とだけしか言わなかったそうだ。関心がないのか、おべっかが嫌いなのか、警戒したのかわからないが、小泉さんらしいな(笑)と私は思った。
小泉さんは、飯島さんに対して、任せる部分も多かったという。自分のわからないことは、信頼する人間に任せる主義のようだ。また、小泉さんは戦うこと、壊すことが好きな人ではないかとも言っていた。根本的に小泉さんはクリエイティブな人間ではないかと、私は類推する。
この番組を観て、改めて私は小泉さんと似ているなと思った。(おこがましいけれど…)私も変人といわれることもあるから、やはりどこか似ているのだろう。
先日、みのもんたさんが「小泉さんは賛否両論あるけれど、魅力的な人間だ。」といっていたのが忘れられない。今の日本の政治家のなかでは、ダントツにピュアな人。私もみのさんに同感だ。