利き足は左。 |
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私と同じような箇所を骨折した人が、二人入院してきた。二人とも男性だが、やはり足首が曲がらないらしい。足首に近いところは体重を支えなくてはならないところであるから、重力もかかる。しかも、そこを2箇所以上折っていればどうしてもそのまわりが鬱血してしまう。つまり、血の通る道がふさがれてしまうのだ。だから足首が曲がりにくいのは仕方がないことのよう。思いのほか時間がかかる。せっかちな私には待つことがたいへん苦痛だが、今は耐えるしかない。
私はどうやら左足が利き足のようで、左から踏み込んでしまうらしい。しかし骨折したのは左足。階段を昇るときには左足が利き足だと、体重がかかってしまう。だから右足で踏み込まなければならないのだが、それがとても難しい。階段をあがるときにいちいち“右足を先に”と考えなければならない。クセを治すのは、ひと苦労だ。