スーパー陸上2007。 |
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テレビでスーパー陸上を観る。天気であればスタジアムまで行こうと思っていたが、足場が悪いので自宅で楽しむことにした。
400m女子では、サーニャ・リチャーズが優勝。彼女は腕の振り方がいいなと思う。この振りに対して男性の走りのようだ、と解説者が話していたが、私も他の選手とは走り方が違うように感じた。いや、もしかしたら日本人選手だけが違うのかもしれない。200m男子では、アサファ・パウエルが途中棄権。足のコンディションが悪いという話だったが残念だ。ジャマイカ人は寒さには弱いのかも(笑)。110mHでは内藤真人くんが健闘。彼はこれから期待できそう。400m男子では堀籠さんが途中棄権。レースでは先頭を走っていたのに、残念。そして400mHではクレメントVSジャクソン。…と思いきや、成迫健児くん大健闘!直線まではジャクソンを押さえ、首位を走っていた。結局2位に甘んじたが、彼はまだまだ伸びる可能性が高い。ここに為末さんがいたら、いったいどうなっていただろう。大阪陸上で金メダルを穫ったクレメント、順調なジャクソン、伸び盛りの成迫くん、悪天候に強い為末さん…。非常におもしろいレースになっていたに違いない。
タイソン・ゲイは悪天候ながら、今回も優勝。彼の姿を見ていると溢れる闘志はほとんど感じられないのだが(笑)、成績はきちんと残すんだなあ。ゲイを見ていると、なぜかいつもテディ・ペンタグラスを思い出す。テディ・ペンタグラスは、ゲイの父親くらいの年齢だけれど。同レースに出場した朝原宣治さんは、残念ながら7位だった。スタート時に足がよろけてしまっていたが、こういったことも影響があったに違いない。
■ちょっと似てない?フィラデルフィアソウルの雄、テディ・ペンタグラス。
放送時間が短いせいか、スーパー陸上では選手一人一人に裂く時間がないようで、選手紹介の時間とインタビューがなかった。個人的にはもっと余韻を楽しみたかったのだが、スーパー陸上はこういったものらしい。
陸上はジンバブエだとか、トリニダート・トバコだとか、音楽的におもしろい国々の選手が健闘するのがおもしろい。これも“アフリカ系の黒人が強い”という共通項があるからだろう。今シーズンはこれでほぼ終わりのようだが、来年またゆっくり楽しみたいと思う。