男性の洋服選び。 |
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かつていっしょに働いていた女の子からメール。彼女は営業を仕事にしていて、とても積極的な女の子だった。傍目からすると、彼女は私とよく似ているらしい。仕事に対して情熱的という一点のみで、他は全く似ていないんだけれど(笑)、それで似た者とされてしまうのかもしれない。その彼女が会社を辞めることに決めたという。いろいろとあったでしょうが、ともかくご苦労様でした。
彼女はよく、私の服装を話題にしてきた。「どこで洋服を買うんですか」「そういう色合わせってありですね」と。彼女に限らず、なぜか私は服装が話のネタになりやすい。150人の社員を持つIT企業の社長さんと仕事で何度か顔を合わせることがあり、彼女も私の洋服についてたずねてきた。「(オシレーターさんとは)たぶん同じところで洋服は買っていない」と。もちろんガンガン稼いでいる女社長さんと、私が同じところで洋服を買っているわけがない(笑)。私にしてみると、社長さんと同じところで買ってみたいくらいだ。ある仕事でレコード会社に行ったときも、外見に対するツッコミが入る。購買部の方に「音楽が好きそうな髪型」と。いったいどんな髪型なんだと言いたい<ね、佐藤典和さん(笑)。
…いや、佐藤さんが担当する前は、元Ritzの阿部ちゃんに「エレクトロニカのようなカットで」というオーダーをしていたな(笑)。確かに音楽が好きそうな髪型にしてたかも。
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女性のファッションもさることながら、男性のファッションはとてもおもしろいと思う。女性に比べるとボトムにスカートがない分洋服のパターンは少なくなるけれど、むしろそこがおもしろい。ふだんスーツばかり着ているサラリーマンの男性は、カジュアルなスタイルで着こなすのがとても苦手だと聞く。残念ながら私は、スーツ姿のサラリーマンとおつきあいをしたことがないのでよくわからないのだが、想像しただけでも彼らは苦手そうだ(笑)。不思議なものでスーツを着たときのスタイルで、カジュアルな服装が上手いか下手かもわかってしまうものだと思う。
一方でふだんカジュアルな洋服をうまく着ている人が、スーツを着たらどうなるだろう。これは結構上手いのではないかと思う。洋服はカジュアルなもののほうが、実はとても難しい。スーツは上下揃っているから、カジュアルな洋服より考えなくてすむ。
悲しいことに、私は彼といっしょに洋服を選んだという経験がとても少ない。もっと時間に余裕のある男性とつきあうべきだったのかもしれない(苦笑)。私自身もその日のあいだに自宅に帰れないという仕事ばかりだったし。今更ながら男性といっしょに洋服選びをする、というデートをしてみたい(笑)。