自分ひとりでできること。 |
私は胸式呼吸なんだよなあ。呼吸が浅い。それで水泳をはじめたのだが、冬の時期にプールへ行ってインフルエンザになったことがあるので(苦笑)、冬はそのトラウマで泳がなくなってしまった。腹式呼吸が上手にできるようになりたい。今度、加藤さんにおしえてもらおうかしら。
物事の基本は、人間もしくは生物としての〈基本〉に根ざしていることが多い。一般的によいとされていることは、万事に通じている。そこに触れるのが、とてもおもしろい。
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昨日もリハビリへ行った。私の左足首は確かに曲がるのだが、スムーズではない。油がささっていない引戸のようなもので、動かすことはできるけれどどこか堅いという感じだ。理学療法士の先生は、足首の筋肉の内部まではまだ柔らかくなっていないのだろう、と言う。その通りだと思う。外からは曲がっているように見えるかもしれないが、感覚的には健常な右足とかなり違う。
いろいろと動かしているうちに理学療法士の先生は、私の足の指がスムーズに動かないことに気がついたようだ。それで座って足の指でじゃんけんの“ぐー”をして戻し、指を上に向けるトレーニングをしてください、と言われる。確かにこれをやると、内部の筋肉まで柔かくなるような気がする。
その後、歩行をチェック。こちらは、リハビリ中に何度も行う。自分の歩行をこれほどチェックしてもらうことはないので、いい機会だなと思う。私は最近運動をしていないせいか、インナーマッスルは弱いようだ。その一方で、左足首の内部の筋肉は妙に堅い。バランスはまだまだ悪いように思う。
こちらの病院のリハビリに行くようになってよかったな、と思う。もちろん自宅近くの大きな病院でのリハビリも役立ったが、脳神経外科からのリハビリ患者が多いため、私のような人間はなぜリハビリに来ているの?と思われることが多い(苦笑)。重度の患者さんが多いせいか、こちらも通うのに気が引けてしまっていた。しかしここならスポーツ整形におけるリハビリも診てくださるせいか、気がねなく通うことができる。長い目で診てくださるのもうれしい。
自分ひとりでできることは、極めて僅かなことしかない。仕事のときでもそう思っていたが、今回のケガでよりそう思えるようになった。たくさんの人に助けてもらい、いろいろと教えを乞う。本当にありがたい。お世話になった方々に、お礼を言いたい気持ちでいっぱいだ。