私のゲンかつぎ。 |
ただ〈ハレの日〉に着たとしてもその時にあまりよい思いをしなかったり、二度目に着た時に再びガッカリするようなことがあると、なんだか洋服のせいかな、などと思うこともある。その洋服がとても気に入っていても、それ以降は〈ハレの日〉に着ることをためらう。スポーツ選手のゲンかつぎではないが勝ち越したいと思うときには、その洋服を選ばない。運が強いと思える洋服のほうを選んでしまう。
私は仕事でプレゼンテーションをすることも多いので、これだけは落としたくないなと思う案件は、洋服もだいたい決まってくる(笑)。ほかの人はどうなのだろうか。私のようなことを考えている人は、あまりいないのだろうか。
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旭化成のCMで使われている山口百恵さんの〈さようならの向こう側〉のカバー。私はこの手の歌い方が苦手だ。今、トレンド(笑)の歌い方だから、世の中では支持されているのかもしれないけれど…。CMに使うのなら、百恵さんのヴァージョンを使っていただきたいと思ってしまったのだが、それは私の百恵さんに対する思い入れの強さなのだろうか。
武道館のラストライブ。〈さようならの向こう側〉を歌いながら、百恵さんがこれほどまで泣かれるとは思わなかった。おそらく武道館の観客の方々がみな、泣き崩れていたからだろう。21歳スーパースターの最期の姿。
百恵さんのことは、こちらでも宇崎・阿木夫妻がこちらで語っている。“柔らかいんだけれど、強い人”。百恵さんらしいなあ、と思う。こちらでは北野武さんが、百恵さんの写真について素敵なことばを残している。