副都心線に乗る。 |
最近足を運んでいないところを見るのが、なんといっても楽しい。足を運んだわけでもないのに、ちょっと旅行気分も味わえてしまう。
かつて住んでいた埼玉県の戸田市を見る。あんまり変わっていないな。23区の北部から住んでいた戸田あたりまで、妙に暗くどんよりとしていたことが私にとっては忘れられない。このあたりは土地が安いからという理由で決めたのだが、そんなことで決めてしまうのは安直だと後悔した。物事を決めるのはやはり、第一印象だ。いざというときには勘が、最も頼りになる。
#
そんな23区の北部に、ちらっと足を運んでしまった。はじめて副都心線に乗ったのだ。渋谷駅の副都心線の構内は、新しい匂いがたちこめている。構内のツールから漂うさまざまな樹脂の匂いだろうと思う。目的はご無沙汰だった伊勢丹。新宿三丁目駅ができて、つながっているのだという。いったどのようになったのかがとても気になっていた。
副都心線に乗ったのはいいものの停車駅を確かめずに乗ったら、新宿三丁目駅に停まらず、池袋にしか停まらない電車だった。よりによって池袋って…(苦笑)。住んでいる方にはたいへん申し訳ないが、私は本当に池袋が苦手だ。おそらく、町がもっている雰囲気なんだと思う。ただ人によっては池袋が大好き!という人もいる。ドラマの影響だろうか。そういう人はたいがい、20代のヤンキー風のお兄ちゃんが多い。
池袋駅を降り、すぐに向かい側のホームの渋谷方面の電車に乗り換える。そしてやっとのことで新宿三丁目駅に着いた。改札を出るとすぐ、伊勢丹の食品売場に直通している。お客がおもしろいくらい流入するものだ。伊勢丹は店のカラーを出したり、イメージ戦略がうまい。80年代は西武百貨店〜PARCOの時代だったが、お株をすっかり伊勢丹にとられてしまった。
伊勢丹は、新宿3丁目駅から徒歩1分程度のところにある
他の線とのアクセスもスムース
デパ地下の物産展には、相変わらず行列が
気品のあるディスプレイと内装。とても素敵
せっかく伊勢丹に来たのだから、アパレルやコスメも見た。残念ながら特に響くものもなく、何も購入しなかった。ただ他店で予約を入れようかと迷ったものを、現物で確認することができた(笑)。結局、デパ地下でお惣菜を購入して、さっさと帰宅する。