日本一スポーツカーが似合う男。 |
他の人はどんなフリーウェアのソフトを使っているのか、とても気になる。特に音関係ではどんなフリーウェアを使っているのか、知りたくなってしまう。他人のパソコンをのぞく機会があると、私は作品よりも使っているソフトに興味を持つことが多い。
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半田健人さんは、作曲家の都倉俊一さんの曲がとてもお好きなようだ。都倉俊一さんの曲で好きなものをきかれると、個人的にはほとんど浮かばない。しいていえば、郷ひろみさんの〈ハリウッド・スキャンダル〉、山本リンダさんの〈どうにもとまらない〉くらいだろうか。ピンクレディや狩人、山口百恵さんの曲などあれほど70年代にはヒット曲がたっぷりあるというのに。彼のつくるメロディはとてもキャッチだが、アレンジはあまり私の好みではないように思う。私は圧倒的に、筒美京平さんのアレンジが好きだ。筒美さんに比べると都倉さんはとても正統派のアレンジャーだと感じる。筒美さんはわりと実験的なタイプだ。筒美さん作曲の〈魅せられて〉や〈来夢来人〉を聞くと、本当に妙な(もちろん誉めことば)曲だと感じる。〈来夢来人〉のようなチョーキングを効かせたエレキギターなんて個人的には大嫌いなのに(笑)、この曲は不思議と聞けてしまうし、ヒットもした。筒美マジックは本当にすごいと思う。
■都倉作品で好きな曲というと、郷ひろみの〈ハリウッド・スキャンダル〉。詞も素晴らしい!
ただ都倉さんは若いとき、本当にかっこよかった。修学して間もないの年端のいかない私が、『スター誕生』の都倉さんを観て生意気にも〈この男は女を泣かしそうだ〉などと思っていたのである(笑:なんて失礼な!)つまり小学生の子どもが警戒心を抱くほど、色男だったわけだ。おまけに萩本欽一さんが番組内で都倉さんの名を呼ぶと、客席から歓声が上がっていた。それほどファンが多かったのである。
先月放送された『阿久悠物語』では彼がスポーツカーを乗っていたシーンが出てくるが、彼は非常にスポーツカーが似合う男だと当時から思っていた。私にとっては都倉俊一さん=作曲家より、都倉俊一さん=スポーツカーの印象のほうが強いくらいだ(笑)。