伯父たちと墓参りに。 |
最近は母方の墓参りに行くこともなく、祖父母には申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。今回こうして足を運べて、本当によかったと思う。
母方の祖父母のことも私は大好きで、小さいころは何かと祖父母のうちに遊びに行っていたものだった。しかし祖父母はもちろん、連れて行ってくれた父も今はいない。
私の思い出のなかにしか、彼らはいないのだ。
墓参りを終えたあと、近くに露天風呂があるのでのぞいてみるかと、伯父たちに言われる。2~3分ほど歩いていくと、水場がある。母がその水を触ってみると、熱い!という声を上げた。どうやらお湯が流れているらしい。さすが別府だ。
遠くには上半身裸の男性の姿が見えた。露天風呂というか、ただの水場のように思える。こんなところで豪快に風呂に入ってしまうところが、湯の町別府のいいところなのかもしれない。
その後、伯父の家へ。なんと20年ぶり。自宅を改装したと言っていたが、私には小さいころ遊んだ伯父のうちと何ら変わらないように思えた。亡くなった伯母の写真や、飾ってあった人形、台所の食器棚など、見覚えのある家財が並び、懐かしい気持ちに襲われた。
伯父に別府駅まで送ってもらい、私と母はそこから電車に乗り、実家に戻る。
とてもいい一日だった。