いい日本の音楽が聴きたい。 |
■70年代のN.Yサルサの様子。かっこいい!!
音楽に強い人は、情報の整理が極めて上手な人が多い。私の周りを見まわしても、そういう人ばかりだ。あのアインシュタインも音楽が大好きだったというが、情報も感覚的に整理できるんだと思う。そのほとんどが右脳派に違いない。テトリスの欠けた部分に新しい情報を足していくような感覚で、整理された情報に追加していくだけで済んでしまうのだろう。まさにタモリさんは、右脳派タイプの典型だと思う。
しかし久々に観たラリー・ハーロウは、薄いうえ完全な白髪頭だった。おそらく年齢は、うちの父親くらいに違いない※。当たり前だよなあ。
※調べていたら、うちの母と同じ1939年生まれ。ちなみに姉さん女房です。
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いい日本の音楽が聴きたい、と思う。それもとんでもなく歌のうまい歌い手で。それを今のJ-POPに求めるのは、無理な話か。今は女性だとUAやMISHA、男性だと平井堅のような歌い方をする人ばかりで、正直飽き飽きしている。声を聴くだけでその人とわかる個性をもっていて、素直に歌える人にこころから出会いたい。私はもともと日本の曲は大好きだから、いい人がいれば間違いなく愛聴するのになあ。どうして日本のレコード会社は、そういう人を発掘できないのだろう。いや、今の10代〜20代はJ-POPしか知らないで育ってきたから、その悪しき影響なのかもしれない(かなり毒舌)。
70年代の歌手のように、作詞家や作曲家が自分の作品をとるに足る歌手を探し求めていた頃のほうがやはりよかった。レコード会社のマーケティングで動かしていたり、カバーばかりがチャートに上がるようでは、この先の日本の音楽はお先真っ暗だ。新譜でいい歌を聴かせるのが本分であるはずなのに、そこがなおざりになっているなんて、どう考えてもおかしい。