2008年の初詣。 |
私の友人は独身も多いが、大半は結婚している。うれしいことに、私の友人たちは円満なご夫婦やご家庭が多く、離婚している人はほとんどいない。特に年賀状を交わす間柄は、離婚率ゼロ(!)。そこに誇りを感じる。愛しく思える素敵な友人ばかりだ。
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初詣に、中国の女の子と行く。私は商売繁盛の神様の神社だけどイイ?と訊ねると、彼女から「縁結びと病気平癒にご利益のあるところがいい」と言われる(苦笑)。独身でお互いケガをした仲。彼女の切実な気持ちをくんで、改めて探す。当初は神田明神に行こうと思っていたが、サイトで調べるとここは縁結びの神様としても親しまれているらしい。結局、神田明神に決まり、行くことにした。
神田明神はお茶の水にある。千代田区にある神社いうのは東京の中心部にあるせいか、揺るぎない力を感じる。しかもここは東京十社のひとつでもあるから、頼もしい。
我が家からは地下鉄でも行けるのだが、気分は70年代なので(笑)神田川を味わいたかった。それで総武線を選ぶ。久々に乗ったなあ。お茶の水駅から、眼鏡橋が見える。なんという橋なのだろうと思っていたら、〈聖橋〉だった。ここでまた阿久悠さんを感じてしまう(笑)。
1月2日ということで、参拝客が鳥居のところから続いている。牛歩のように、ゆっくりと賽銭箱の前へ進んで行く。お参りを終え、お札やお守りを購入したあと、おみくじを引く。「吉」。神田明神では「大吉」を引くことが多かったので、残念に思う。まあ欲を言ってもキリがない。そこそこでやっていこうと誓う。
二人で甘酒を飲み、駅へと戻る。さらにエクシオールでお茶をし、お互いの将来のことや、恋愛について語った。彼女にはカナダ人の彼がいたのだが、退院する頃別れてしまったようだ。とても尊敬している彼だったようだがその分遠慮していたようで、入院した際に自宅にあったゴミを出してもらうことさえも頼めなかったらしい。私はいくら尊敬していてもそんな些細なことが頼めない男性とは、つきあえない。交際の先に結婚を考えているならば、ゴミ出しは日常のひとつだ。ましてやケガをしている身なら、頼めて当たり前。もっと日常生活が浮かぶ相手を捜したほうがいいよ、と話す。
女性は尊敬する相手を好むから、彼女の気持ちはよくわかる。ただ現実からはほど遠い感じがした。彼女は納得しつつすかさず「(オシレーターさんは)どういう人がいいの?」訊く。古き良き日本人男性がタイプだと答えると、そんな人いないよねえ…と言われる。ええ、確かに(笑)。私は老紳士か、日本に興味のある外国人男性を、ターゲットにしたほうがいいのかも。