シンプルであって、ひと味違う。 |
ちなみに明日、届くのは新作(初!)の『めがね』(2007年)と『化石の森』(1973年)である。まあ『めがね』(2007年)はたくさんの人が紹介しているから、省略(笑)。『化石の森』は今、新銀行東京で忙しい石原慎太郎氏の原作である。主演は萩原健一さん。それだけでも観るに値する気がした。
これから制覇したいのは、吉田喜重監督の作品。映像美が素晴らしく、カメラアングルも最高におもしろい。ほかにもたくさん観たいものがあるのだが、なかでもtsutaya DISCASの〈その他〉にはたくさん掘り出しものがある。どの世界も〈その他〉が一番楽しいよなあ。カテゴライズできないものにこそ、おもしろみがあるものだ。
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MARUNIの春夏物を観た。相変わらず素晴らしい。ある番組で山本未来さんが着ていらっしゃるのを観て、“あれは間違いなくMARUNIだ!”と思ったのだが、やはりそうだったらしい。布のテイストやカッティング、色など申し分ない。余計な装飾などなく、その3点だけで勝負するところが、MARNIらしい。デザインにおける原点を感じさせてくれる。
どの商品もシルエットがシンプルであるにもかかわらず、ひと味違う。ここがMARNIのよさだ。
■まるでマーク・ロスコの絵のようなワンピース

■青と黄の構成。モダンアートのよう。このブルーは日本では見られない

■こちらは日本画を思わせる。布のカッティングもきれい

イタリア人の感性は、誠に素晴らしい!