裏ページの楽しさ。 |
げんなりしていると、ひとつのボトルが目に入った。ボトルのデザインが素敵でいいなあと感じ、テキストを読んでみると、柑橘系にスパイスを調香してあるとある。きっとタイプだろうな、と思って気に留めていたら、偶然にもtrico-travilさんがブログ のなかで紹介していた。彼はイイ物を本当によく知っている。
昨年のケガから病院に行くことも多いため、香水をつける機会がとんと少なくなってきた。体調が悪いときには、自分のつけた香りに気分を悪くすることも(笑)。それでますますつけることがなくなったのが、残念だ。
ちなみに香水瓶のデザインでとびきり好きなのが、こちら。なんといってもラベルが好み。こちらの瓶の製造はバカラ社がやっているらしいのだが、やっぱりスゴいね!黎明期の資生堂もこのラベルの影響を受けているなあ、と感じる。いいデザインは不滅だ。
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尊さんのサイトのこちらとこちらのページがおもしろくて、よく見ている。どんな方のものを見ても思うのだが、キャラクターが伺えるたわいのない話というのは楽しい。好き嫌いを率直に言う人を〈気分を損ねる〉という向きもあるようだが、私はむしろ好き嫌いを率直に言う人のほうがわかりやすくておもしろいと感じる。むしろどれも〈誉める〉というのは気持ち悪いし、実のところ本音はどうなの?とも感じてしまう。言い方に失礼がなければ、好き嫌いを自由に語ってもいい。信頼すべき人はむしろ率直な感想を述べる人なのではないだろうか。
尊さんの女性の趣味を訊ねる機会もないので(笑)、こういうページを読むとおもしろい。カトリーヌ・ドヌーヴよりジャンヌ・モローが好きというのは、意外なことのように感じる。尊さんは圧倒的にセクシー系のカトリーヌ・ドヌーヴ派だと思っていた。
ちなみに昔、スカフレームスの宮崎研二さんを取材したときに、「イイ女というのは〈記憶に残る女〉である」と言っていた。至言である。彼は取材に行くたび、キラリと光ることばを告げていた。こっちも見出しにしやすく、取材慣れしてるなあと感心したくらいである。思えばこのときにもカトリーヌ・ドヌーヴの話をしたなあ。
話をもとに戻そう。尊さんのサイトはときどき裏ページができるので、私はそれを密かに楽しみにしている一人だ。裏ページとは、サイト内の星のマークやイラストにオンマウスするとクリッカブルになっていて、クリックすると入れるようになっていたりするページのことである。こういうのはサイトならではのおもしろさだ。実にエンターテイメントらしい。今後も“見つけた人はご覧ください”の彼の裏ページを、楽しみにしたいと思う。